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マンゴー日記2023

 2023年6月下旬



例年より2週間ほど早いでしょうか、
マンゴーの箱詰め出荷が始まりました。

まだ収穫したのはほんの一部ですが、
ここまで肌ツヤ、糖度ともに良い出来栄えになっているかと思います。

収穫のときを迎えられたことに感謝!
この一年、僕にかかわってくれた周りの方々にも感謝です!

そしてもうひと踏ん張り、気を引き締めて、
マンゴーの最終作業「出荷」を頑張っていきたいと思います。


 2023年6月上旬



台風2号が沖縄本島へ接近するとのことで、
大急ぎでマンゴーに袋掛けをしました。

その後、台風2号は沖縄本島を直撃通過しましたが、
事前の台風対策や袋かけのおかげで大きな被害はありませんでした。

とりあえず一安心です。

今回は無事に乗り切ることができましたが、
これからシーズンをむかえる台風、突如発生する線状降水帯による大雨、
強烈な日差しなど、夏場は自然災害が次々とやってきます。

一年の苦労が一瞬でダメになる可能性のあるマンゴー栽培、
無事に収穫出荷を終えるまでは気を抜かずにいかなければなりません。


2023年5月中旬





同時進行で進めていたマンゴーの実の摘果と玉吊り作業完了です。

体調不良が続く中、スケジュール通りになんとか作業をこなすことができました。

次は真っ赤なマンゴーにするためしばらく日差しにあてていく、
その間にハウスの補修点検や周囲の片付け等をしていきます。

そして収穫前の最終作業、袋掛けに入ります。


2023年4月下旬





マンゴーの実が卵大ほどの大きさになりました。

この時期になると自重で垂れ下がり葉の中へ隠れてしまうので、
吊り紐を使って一つずつ実を吊上げていきます。

まんべんなく陽の光を浴びさせ真っ赤なマンゴーへ仕上げていきます。


2023年4月上旬





2023年のマンゴーの花の開花は、
3月上旬満開と4月上旬満開の2段階開花になっています。

冬場の寒さの影響で多くが不稔果になることも予想されたものの、
ほぼ問題なく正常に着果し嬉しい誤算となりました。

3月上旬満開の花穂には小豆〜小指大の実が着き摘果の時期に突入です。

粗摘果の段階では一枝に1〜3個ほどの実を残し、
最終的には一枝1個の実にしぼっていきます。


2023年3月下旬





マンゴーの花の満開期も終盤をむかえています。

受粉昆虫が頑張ったおかげで小さな実がポツポツと見れるようになりました。

心配なのは3月とは思えないほどの夜温の低さが続いているところです。

寒さで不稔果になっていないか、どれだけが正常に受粉できたかどうか。

結果は来月上旬にはわかるでしょう。


2023年3月上旬





かな〜り、厳しい...

第一・第二ハウス合わせて6割程度しか花が来ていません。

20年近くマンゴー栽培をしてきて、
これほど花の咲き具合にバラつきがある年は初めてです。

去年の10月〜12月にかけての日照不足が原因かとは思うけど、
やるだけの対策はしてきたけどこれが精いっぱいでした。

収穫量は期待できなくなりましたので、
今後は質にこだわって栽培管理を進めていきたいと思います。


2023年2月中旬





第一マンゴーハウス60%、第二マンゴーハウス90%と、
出蕾が思ったほどよくありません。

寒さの影響で花芽伸長も例年より半月ほど遅れています。

栽培管理はここまで無難にこなしてきているので、
あとは天候次第といったところです。

日差しが戻ってきて気温が上昇してくれれば、
それに比例して花穂の生長も一気に加速していくでしょう。


2023年1月中旬





花芽が一斉に上がり始めました。

これで、ひとまず一安心、そしてこれからが本番です。

栽培管理に加え天候気候、病害虫との戦いが始まり、
収穫までの約7か月、気の抜けない日々が続きます。

まずは花芽が伸び始める前に無駄な枝を間引きしていきます。


2023年1月上旬





前年11月〜12月の記録的な日照不足の影響で、
例年なら上がり始めている花芽も1月上旬時点では確認することができません。

枝先が固く閉ざした状態なので、
「花芽は上がってくるのか」「不作になるんじゃないか」と、
不安な日々を送っています。

毎年今の時期の悩み「花芽」、
今できることはやれるだけの対策をして、
深く考えすぎず、悩みすぎずに花芽が上がってくるのを待つだけです。