農業を始めるには「農地」を確保しなければいけません。
親兄弟、友人知人に農地を貸してくれる人がいれば借地料等の交渉事もスムーズにいきやすいですが、
はじめて農業をする人はそうもいきませんね。
自分で農地探しから借地料の相場を調べること等の細かなことまでを一からしないといけません。
農地の選び方
◆水の確保はできるか
水道が引かれているか、井戸はあるか、近くに農業用水に利用できるため池等はあるか。
雨頼みでは作物を育てるのは難しいです。
生活排水の流れている川からの水の確保はやめたほうがいいです。
◆借地料は妥当か
その地域の借地料の相場というものがあります。
例えば沖縄県南部の相場は坪単価５０円〜になります。
育てる作物によっても坪単価が変わってきます。
サトウキビや野菜といった毎年植え付けが必要な作物は５０〜１００円。
果樹のような永年作物はさらに坪単価が上がります。
借地料を高く設定している貸主もいるので相場を調べることも大事です。
◆風
高台にある農地は注意が必要です。
特に沖縄では台風が毎年のように通過するので育てられる作物も限定されるうえ、
強風時の被害も大きいです。
◆行政の利用
後々のトラブルを避けるために農業委員会や農業中間管理機構などの公的機関を利用するのもお勧めです。
農地法三条申請が必要になりますが賃貸人賃借人ともに安心して農地の貸し借りができます。
借地料を相手の言い値で決めてしまうと僕のように無駄なお金を出費してしまうことになります。
農地探しは少々時間がかかっても立地条件や借地料を吟味して決めることが大切です。
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